カワウソおきば

カワウソのものおき。

禁酒直前

 この記事はなんか書いてたらメチャメチャ楽しくていつもより文が長くなってしまい、挙句わけわからんくらいの時間に書き上がってしまって「さすがにこんな時間にあげてもな」と思ったのでアップロードのタイミングをずらしました。そのためアップロードした時間にはもう禁酒期間に入っていますが、なんかそこらへん上手く理解してください。

 

🐟🐟🐟

 

 いよいよ最後の1本を飲み終わったら禁酒だ。一ヶ月といえども禁酒は禁酒、最後の缶に期待が高まる。と言っても、あまり期待を高めるような酒ではないが。

 

 本日の酒、禁酒前最後の酒はこちら、ストロングゼロ ダブルレモンのロング缶だ。

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 酒カスの代名詞とも言えるストロングゼロ、一度はちゃんと飲んでみたかったものだ。数日前に期間限定のギガレモンは飲んだものの、調べたところによるとあれはだいぶ飲みやすく、ストロングゼロ感で言えばそうでもないらしい。

ストロングゼロといえば「ガツン!酒!というかアルコール!」といったイメージがある。最近の酒カスはすべからくストロングゼロを飲んでいるし、ジジイの酒カスはすべからく鬼ころしかワンカップを飲んでいる。とにかくアルコール感が強く、「酒を飲んでいるぞ!!!」という感覚が欲しい奴が飲むべき、そういったイメージだ。

 

 さて、本日の酒はストロングゼロ ダブルレモンだが、実はずっとやってみたかった酒の飲み方がある。それを今日は実践しちゃおう。

 今日の飲み方は、五感全部輝夜月にしちゃおう大作戦!!!!!!

 

 さて輝夜月というのはみなさんご存知、かつてバーチャルYouTuber四天王と呼ばれた5人のうち1人だ。

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キズナアイ、ミライアカリ、電脳少女シロ、ねこます(バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん)と並び立ち、先日はチャンネル登録者100万人記念の動画を上げた、おれがバーチャルYouTuberを推し始める原因となった存在である。つまりおれからすればバーチャルYouTuber最初の推し。なんだかんだ最推しだ。

 

 それでは五感全部輝夜月にしちゃおう大作戦、いくぞ!

 作戦の内容としてはこうだ。

・飲食は五感のうち、おおむね味覚と嗅覚と触覚を使う。

輝夜月は五感のうち、おおむね視覚と聴覚を使う。

輝夜月は「見るストロングゼロ」と呼ばれる。

・つまりストロングゼロは「飲む輝夜月」であると言える。

輝夜月の動画を見ながらストロングゼロを飲めば五感が全部輝夜月になる。

 当作戦はこういった全くもって隙のないロジックとなっている。

 

 さて、本作戦を実行するにあたり、輝夜月の映像(動画)を見るわけだが、その映像にはこちらをチョイスした。

 

 それは、

輝夜月LIVE@ZeppVR2!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 イェーーーーーイ!!!!!

 こちらの映像は令和初日に開催された輝夜月のセカンドライブ映像。全国の映画館でライブビューイングも行われた最高のライブだ。もちろんおれはライブビューイングに行って最高になった。

 先日発売日にタワーレコードで購入した輝夜月のファーストアルバム、「✕✕✕」の初回限定盤に付属していたブルーレイディスクで見れる映像だぞ。

 今日はこの映像を見ることに決めた。ファーストライブの映像も入っていたが、先程言ったようにセカンドライブはライブビューイングを見に行ったため、全体的な配分をわかっているので酒を飲むペースなど調整しやすいと思ったのだ。

 ちなみに昨日まではビールだったのでジョッキを使っていたのだが、今日はストロングゼロ輝夜月感を増すために缶のまま飲むことにした。

 

 さて、酒を飲むと言っても酒だけ飲むのは味気ない。やはり今日もつまみを用意しよう!

 つまみを用意するに当たって鍋にお湯を沸かし、フライパンに数ミリ油をひく。

 鍋のお湯が沸いたらちょうどいい大きさにしたブロッコリーをぼ〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!

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 フライパンの油が十分な温度に達したらスーパーで買ってきた揚げるだけのエビフライをど〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!

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 そうだ!やかんにもお湯を沸かしておこう!そして沸いたお湯を日清焼そばUFOにじょば〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!

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完璧すぎる…………。ただでさえ隙のないロジックに、輝夜月のお供からセカンドライブのスポンサーまで揃えてしまった…………。これはロイヤルストレートフラッシュと言っても、あるいは国士無双と言っても過言ではないだろう。

 味は多分全部マヨネーズ合う味だし同系列で大丈夫だろう。これで準備は完璧だ。

 

 テレビの電源を入れてブルーレイを再生機器にセットする。ファーストライブの映像を全てスキップしてセカンドライブの映像を流し始める。

 セカンドライブの映像はファーストライブの会場がぶっ壊れているシーンから始まり、エビフライのエビーバー、ブロッコリーのパブロッコリーが「こっちにもなんか建物あるで!!」と観客のアバターを誘導する。建物の中に輝夜月がロケットで君臨し、ライブの概要を説明する。

 1曲目が始まる瞬間に、缶を開ける。カシュッ!

 最初の曲は定番、Beyond the Moon。始まったばかりの大人しいテンションを無理矢理ライブのテンションに引き上げてくれる。

 1口飲むと、輝夜月のガンとした声にストロングゼロの強いレモンとアルコールの風味が乗せられて脳を揺さぶる。最高。

 エビフライを口に運ぶ。サクッと音がする衣の中に、弾けるようなエビの食感。揚げ物などは面倒なので普段全くしないのだが、思いのほか美味しくできた。

 エビフライにマヨネーズをつけて、サクリと噛む。ストロングゼロを1口飲む。

 揚げ物とマヨネーズの強さをレモン味が補強して、高みに登る。ストロングゼロのアルコール感は輝夜月と相互に作用して脳に響く。

 

 エビフライを味わっている間に輝夜月は少しのMCを挟み、2曲目だ。2曲目はおれの好きな曲、Dirty Party feat.エビーバー。上がったテンションを完全に沸騰まで持っていく。

 ライブの映像を見ながら先程のエビフライとストロングゼロが食道まで行ったのを確認したら、今度はブロッコリーにマヨネーズをつけて口に放り込む。先に茹でてエビフライを揚げている間に冷やしていたので、ひんやりと冷たい。野菜のみずみずしさがエビフライの余韻をさらに高みへとひきあげる。

 余談だがおれはライブ当時、ライブビューイングのレギュレーションに「ライブで観客の皆様も大きな声で盛り上がるシーンもあるため静かに楽しみたい方は御遠慮ください」と書いてあったので「騒いでいいんだ!!騒ぐのが正当なんだ!!」と喜びMCパートで「映画館は盛り上がってる〜〜〜!?!?」と言われた時にはその劇場の誰よりも大きな声で「盛り上がってる〜〜〜〜〜〜!!!!」と叫び、このDirty Party feat.エビーバーでは「エビーバ〜〜〜〜〜!!!!!だいすき〜〜〜〜〜〜!!!!!」と曲の邪魔にならないよう曲の前や後に叫んでいた。

 こうして映像を見ると最高に最高な最高ライブ当時の記憶も思い出せて本当に最高。

 

 おれらしくも輝夜月らしくもない感慨に浸り、ブロッコリーを味わうと連続で次の曲が始まった。ここにもMCがあったような気はするが、まあ全部収録するわけでもない理屈もわかる。それに連チャンで音楽流してもメチャメチャアガるし!

 次の曲は、Dance With Cinderella! だ。

 当時、「ライブに向けて曲ごとの盛り上がりを把握しておこ〜」と思ったおれはとりあえずGoogle play Musicで配信されていた輝夜月の楽曲を全部買って時間があれば聴いていた。おおむね曲を飲み込んでライブに挑んだのだが、このDance With Cinderella! という楽曲は普通にめっちゃ新曲だった

 ライブやライブビューイングといった場所に赴くのがほとんどないため「ライブ初発表の新曲」という概念がよくあることなのか、それとも輝夜月だからなのかは未だによくわからないが、新曲ときたら盛り上がりどころがわからなくても最高になるに決まっているし、実際のところ最高になった。

輝夜月は3曲目に新曲を持ってきて大盛り上がりを見せる中、おれは日清焼そばのUFOに手をのばす。

 UFOを口に含むと、濃厚なソースとインスタント麺の強烈な風味が先程まで食べていたエビフライやブロッコリーの風味を全部吹き飛ばしてしまったので、つい笑ってしまった。

 こういう味の濃いものとくれば……!すかさずストロングゼロを飲む。

 これだこれだこれだこれだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!

 濃い味の食べ物がレモンの強い飲み物とガキーーーーーン!!!!!

合体ロボだ!!!!!!!!!!武神合体ストロング・ゼロ!!!!!!!!!!

 思ったよりストロングゼロが特撮ロボットみたいな名前でびっくりしてしまった。

 それにしても、曲の盛り上がりと合わせて最高のパワーを発揮してしまった。インスタント麺にストロングゼロ、どこからどう見てもカスの武神である。

 

 ロボを合体させている間も時間は止まらない。現実は特撮ではないのだ。

 4曲目はカバー曲、いきものがかりじょいふる

 ずっと上がっていたテンポをここで一旦落ち着かせに来た。画面ではエビフライの衣装を着た輝夜月がサクサクと可愛らしく踊っている。

首絞めハム太郎円谷光彦とも言われた輝夜月の声だが、弾むような声で酔った心を月明かりのように照らしてくれる。月明かりと言うよりはミラーボールに近い気もするが。

 そしてまた余談だが、本当に輝夜月の声がコナンの光彦に似ているため、ブルーレイを再生しはじめたタイミングでリビングにいた家族から「なにみんの?コナン?」と言われてしまった。本当に面白い。

 おれはというと、落ち着きに合わせてつまみなどを一度中断し、ストロングゼロのみをちびりちびりと飲んでいた。

 

 そしてじょいふるが終わり、次はラスト曲!5曲目はおれが1番だいすきな曲、NEW ERAだ!

 New eraは以前調べたところによると、「新時代」という意味らしい。令和初日のライブ、みんなせーので令和に行くにはまさに最高の曲というわけだ。

 この曲はマジのマジに盛り上がる上、先程のじょいふるで緩急をつけた分で一気にドドドドドと富士山も超える勢いでテンションが上がってしまった。

 そしてここは自宅なのでレギュレーションもなにもなく「イェッタイガファイボワイパー」などと大きめの声で盛り上がり(ライブビューイング会場も家虎禁止ではなかったため盛大に叫んだが)、酒と食い物もラストスパートとばかりにポイポイ口に放り込んでいく。食べ物ごとに上手く組み合わせられると随分と高め合うメニューだったが、一気に口に含むととても面白い味がする。これが新時代の味か?

 

 皿が空になり、缶が空になり、輝夜月がロケットで飛び去った。気分は最高だった。禁酒前にこれをできて本当によかった。喜んで最高の禁酒を迎えよう。

 

 禁酒まで、残り0本

 

 1ヶ月間の禁酒、開始。がんばるぞ〜。